2018年12月16日日曜日

2018/12/14(金) 計算機環境の整備(FreeNASの再インストール)

13時過ぎからオフィスに。

●計算機環境の整備
★ファイルサーバ (moonlight) の保守
続き。昨日の問題を解決しファイルサーバを復旧した。次の通り記録する

(実行環境)
・H/W: hp ProLiant MicroServer N54L
  - 16 GB の RAM を搭載
  - USBメモリを内部USBポートに挿入
  - Western Digital の HDD 2 TB × 4台を搭載
  - Remote Access Card (RAC) を搭載
・OS: FreeNAS 9.10.2-U6
  - 前述のUSBメモリから起動
  - RAID-Z2 を構成して常時稼働
  - 研究室内の共有ファイルサーバとして使用

(問題1)
FreeNAS が起動中にエラーメッセージを吐いて止まるようになった。
(da0:umass-sim0:0:0:0): READ(10). CDB: xx xx xx …
(da0:umass-sim0:0:0:0): CAM status: CCB request completed with an error
(da0:umass-sim0:0:0:0): Retrying command
  ……
(da0:umass-sim0:0:0:0): Error 5, Retries exhausted
この原因はブートドライブとして使っているUSBメモリの不調ではないかと推測した。

(問題2)
N54L の Remote Access Card (RAC) の仮想メディア(vMedia)機能を使用できない。
Webブラウザで RAC の管理画面にアクセスし、Virtual Media Configuration にある [Launch VM Viewer] ボタンを押すと、ウインドウは開くものの
A network error occurred.
というエラーメッセージを表示してウインドウはすぐに閉じてしまう。

(問題の解決方針)
問題1の原因を判別するために、N54L で新しいUSBメモリから FreeNAS を起動したい。そのためにまず、N54L に新しいUSBメモリを挿しておく。次に、N54L の RAC の vMedia 機能を使い、 FreeNAS のISOイメージを N54L にドライブとして取り付ける。次に、このドライブから FreeNAS 9.10.2 のインストーラを起動し、新しいUSBメモリに FreeNAS を導入する。このUSBメモリからは FreeNAS を起動することができるようになる。
ところが、問題2の通り RAC の vMedia 機能が動かない。その回避方法として昨日はUSBメモリにISOイメージを Unetbootin で書き込むこともやってみたが、このUSBメモリからのブートは失敗した。
そこで、先に問題2を解決し、そのうえで問題1の原因判別を行うことにした。

(問題2の解決)
(1) Windows 7 のスタートメニューからJREの「Javaの構成」を開き、「セキュリティ」の例外サイト・リストに RAC のURLが登録されていることを確認した
(2) Webブラウザで RAC の管理画面にアクセスし、Virtual Media Configuration の「Encryption Enabled」のチェックを外し、右上の [Apply Changes] ボタンを押した(重要
(3) この状態で [Launch VM Viewer] を押した。これによって無事に vMedia のウインドウが開いた。ISOイメージをドライブとして取り付けることもできた
(補足) Virtual KVM のほうはどうやっても起動しないようであった

(問題1の解決)
(1) N54L 内部にフォーマット済みのUSBメモリを挿した
(2) N54L の電源を入れた。ISOイメージから FreeNAS のインストーラが起動した
(3) USBメモリに FreeNAS を導入した
(4) コンソールに表示されたインストーラの指示に従い、vMedia でドライブを外したうえで N54L を再起動したところ、コンソールに「104 という圧縮アルゴリズムは知らない」という意味のエラーメッセージが4行表示された
(5) しばらく待ったがそこから先に進まないようであったので、やむなく N54L の電源を強制的に切って入れ直した
(6) 再々起動中にも同じエラーメッセージが表示されたが、そのまま先に進んで FreeNAS が起動した
(7) コンソールに表示されたURLにWebブラウザでアクセスし、FreeNAS の管理画面にログインした
(8) 1年くらい前にバックアップしておいた設定(←これがあって良かった)を投入した
(9) FreeNAS が再起動した。ネットワーク接続、ユーザアカウント、共有フォルダなどの設定は1年前の状態に戻った。HDD内のファイルには壊れたり失われたりした様子は無かった
(10) ユーザアカウントや共有フォルダの設定を最近の状態にまで戻す作業を行った
(11) ゼミナール室にいた卒研生2名にアクセスを確認してもらい、設定の誤りを修正した
(12) この時点での設定のバックアップを取った(重要

 (その後)
・Slack を通じて卒研生にファイルサーバ moonlight が復旧した旨を連絡した
・仮想サーバ dawn, dusk (CentOS 7) を再起動し、ファイルサーバ moonlight の共有フォルダを NFS で正常にマウントしたことを確認した
・仮想サーバ midnight (Windows Server 2008 R2) にログオンし、消費電力データのCSVファイルをファイルサーバ moonlight の共有フォルダに正常に robocopy できるようになったことを確認した

(余録)
USBメモリを差し替えたことでファイルサーバが復旧したので、これまで使用していたUSBメモリは故障が疑われる。原因を調べて、ハードウェアの寿命ではなく単にファイルが壊れただけであれば、他の用途に使いまわしたい。
しかし、このメモリを Windows PC に挿してもドライブとして認識されないので、中身を調べることはできない。また、ファイルサーバの様子をしばらく見て安心するまでは、このUSBメモリをフォーマットしなおすことも控えたい。
こういう忘れてしまいそうな小さい課題を積み残すのはどうも気分が良くないが、むしろ小さい課題であるからこそ積み残すしかない。

●学科Webサーバ管理の引き継ぎ、JABEE 委員
続き。S先生からの返信に返信した
・Is先生からの問い合わせに返信した。大体これくらいで終わるであろうか

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