2014年2月25日火曜日

2014/02/24(月) 企業との名刺交換会

●企業との名刺交換会
11時からの名刺交換会に参加した。
終了後、持ち帰った名刺をCardMinderというソフトウェアでデータ化してみた。CardMinderは、ScanSnapに付属していたのでデスクトップPCに導入するだけはしておいたものの、今まで使ったことがなかった。今回試みに使ってみたところ、非常に高い精度で名刺のテキストデータを認識してくれたのでちょっと驚いた。100%とはいかないのでそれなりに手作業での修正は行ったが、これくらいの高い精度で認識してくれるなら、有効に活用してみたい。

●VMware vSphere Hypervisor (ESXi)の導入
・仮想マシンのバージョンについて
仮想サーバthunderheadとupboundについて、外付けHDD内にバックアップとして取っておいたイメージを、VMware vCenter Converterを使って、ProLiant MicroServer上のESXiに変換・転送してみた。この処理そのものはすんなりできた。しかし、動かしてみるといろいろと問題が起きた。

VMware vSphere Clientからthunderheadを起動して、Windows Serverにログインした。このとき、キーボードが英語版として認識されていることに気付いた。
また、デスクトップPCのWebブラウザでthunderheadにアクセスしようとしたところ、エラーになって失敗した。これは、仮想マシンの変換に伴いネットワークアダプタ(NIC)が付け替えられた状態になったため、固定IPアドレスの設定が消えてしまい、DHCPで新たなIPアドレスが振られたせいであった。
さらに、Clientで仮想マシンの設定を確認・変更しようとしたら、仮想マシンがバージョン10であるため設定変更できない旨のエラーメッセージが表示された。ESXi 5.5では仮想マシンのバージョンとして10までを使うことができるが、バージョン10の仮想マシンの設定を変更するためにはWeb Clientを使用しなくてはならず、Clientではその操作はできないという制限があるとのことである。

結局、せっかくESXi上に置いたthunderheadとupboundは二つともいったん削除して、変換・転送をやり直すことにした。

・仮想サーバthunderheadの移設
仮想サーバthunderheadのイメージをConverterでESXiに変換・転送しなおした。このとき、仮想マシンのバージョンとしては7を指定した。この処理もすんなり終わり、なおかつClientから仮想マシンの設定を確認・変更できるようになった。

Windows ServerにログオンしてIPアドレスを固定に設定しなおしたところ、別のNICとIPアドレスがぶつかっている旨の警告が表示された。しかし、警告を無視してみたところ、何の問題もなく外部のWebブラウザからthunderheadにアクセスできるようになった。
警告が出ることは気持ち悪かったので、試みにClientでの設定変更により、この仮想マシンのNIC(デフォルトにより「フレキシブル」が自動選択されていた)をいったん削除して、E1000を追加した。その上で、Windows Serverで固定IPアドレスを設定しなおしたが、やはり警告は出た。しかし、Webブラウザからのアクセスについてもやはり問題はないので、この件はこれでケリがついたものとすることにした。
thunderheadにはVMware Server 1.0用のVMware toolsが導入されていたが、クライアント側のマウスカーソルと仮想マシン内のマウスカーソルがうまく連動しないなど、VMware vSphere Client 5.5とはうまく連携できないようであるので、VMware toolsを削除した。

・仮想サーバupboundの移設
仮想サーバupboundのイメージをConverterでESXiに変換・転送しなおした。仮想マシンのバージョンとしては7を、NICとしては最初からE1000を、それぞれ指定した。
Windows ServerでIPアドレスを固定に設定した(警告はやっぱり出た)。Webブラウザからのアクセスには何の問題もなかった。
upboundにもVMware Server 1.0用のVMware toolsが導入されていたが、やはりVMware vSphere Client 5.5とはうまく連携できないようであるので、これも削除した。

・仮想サーバrainbowの移設
仮想サーバrainbowについても、外付けHDD内にバックアップしたイメージを、ConverterでProLiant MicroServer上のESXiに変換・転送した、仮想マシンのバージョンとしては7を、NICとしてはE1000を、それぞれ指定した。
rainbowのOSはWindows ServerではなくCentOSであるので、慣れたWindowsファミリーよりネットワークの設定はちょっと面倒であった。CentOS本を見ながらIPアドレスを固定に設定し、ネットマスク等の設定も行った。

・サーバ等の機器の配置変更
ここまでやったところで、仮想サーバは全てESXiに移行できるというめどがついたので、今まで物理サーバ(moonlight, daylight)として使っていたPC 2台はゼミナール室に移した。研究室にあるサーバ机の上には、ESXiマシンであるProLiant MicroServerと、H先生からいただいたファイルサーバを並べて置いた。ケーブル類も整理して、サーバ机の上が少しすっきりした。

なお、これまでmoonlightはファイルサーバとしても使用しており、研究室内Wikiのあちこちのページにも記載してしまっているので、moonlightの名前とIPアドレスはこれから立てる新しいファイルサーバに割り当てる。また、daylightの名前とIPアドレスはH研サーバに割り当てる。

・仮想サーバnightfallの移設
仮想サーバnightfallは2/20(木)時点のイメージを外付けHDDにバックアップとしてコピーした。
その上で、外付けHDD内のnightfallをConverterでvSphereに転送した。仮想マシンのバージョンとしては7を、NIC1としてはE1000を、それぞれ指定した。
Windows ServerでIPアドレスを固定に設定した(警告はやっぱり出た)。Webブラウザからnightfallへのアクセスが失敗したので、WindowsファイアウォールでTCPポート80を通すよう設定したところ、Webブラウザでも問題なくアクセスできるようになった。
nightfallにもVMware Server 1.0用のVMware toolsが導入されていて、クライアント側のマウスカーソルと仮想マシン内のマウスカーソルの連動など、VMware vSphere Client 5.5とうまく連携しているようであるので、これを削除せずそのままにした。

・仮想サーバdaybreak, daybreak2の移設
仮想サーバdaybreak, daybreak2についても、外付けHDD内にバックアップしておいたイメージを、ConverterでESXiに転送した。仮想マシンのバージョンとしては7を、NIC1としてはE1000を、それぞれ指定した。
Windows ServerでIPアドレスを固定に設定した(警告はやっぱり出た)。Webブラウザからのアクセスには何の問題もなかった。
マウスカーソルはうまく連動していた。

・備考
今回移設を行った六つの仮想サーバのうち、rainbow以外の五つはいずれもWindows Server 2003 R2である。
thunderheadとupboundでは、VMware Server 1.0で稼働していたときに導入したVMware toolsによるマウスカーソルの連動はうまくいっていなかったので削除した。
逆に、nightfall, daybreak, daybreak2では、マウスカーソルの連動はうまくいっていた。
この五つの違いと言えば、thunderheadとupboundの二つが32ビット版であとの三つが64ビット版かといったことしか思いつかないが、この違いに応じてVMware toolsにも何か違いが生じるのかもしれない。

●物品購入
Amazonに注文しておいたUltra ATA100のHDDとUSB延長ケーブルが届いた。Excelファイルに購入データを入力した。また、商品に添付されていた納品書はScanSnapでPDF化した。Amazonからダウンロードできる領収書もPDF化した上でハードコピーもとった。後日にクレジット明細が入手でき次第、これらの書類をまとめて事務室に提出することにする。

●学部の懇親会
18:00~20:00は博多駅近くで開催された懇親会に出席した。これは3月末で任期が切れる助手の先生方の送別会であった。

●計算機環境の整備
Ultra ATAのHDDが届いたということで、dynabook CX1/212CMEWのHDD換装に挑戦した。

・故障したHDDの排除(まぁまぁ成功)
まずは内蔵HDDを外す手順を、I・O DATAのWebサイトにあった解説を見ながら行った。キーボードを外すところまではこれまでにも何度もやったことがありすんなりとできたが、次のパームレストを外すところがどうしてもうまくいかなかった。しばらく格闘したあと、何かあるはずだと思って別のサイトを見たところ、バッテリの収納箇所にあるネジも外すようにという説明があったので、これをやってみたところ簡単に外れた。
内蔵HDDからケースを外す手順では、四つあるネジの一つのプラス溝が壊れてしまい、ネジ回しでは外せなくなってしまった。やむなくケースのその部分を切ることにした。幸い、ケースそのものは華奢な造りで、一か所をねじ切るだけなら素手で簡単にできた。

・新しいHDDの挿入(失敗)
新しいHDDにネジ三つでケースを取り付け、dynabookに差し込んだところ、何か当たる感触がありうまく嵌らなかった。
あらためて、もともと内蔵されていたHDD(東芝製)新しいHDD(富士通製)を見比べてみると、同じUltra ATA 100といいながら、コネクタ付近の形状が異なっていることに気付いた。富士通製のほうが東芝製よりも底面の板が広く、ピンの横を覆うように突き出していた。東芝製のほうにはこの突出がなかった。dynabookのあちこちのネジを外しまくってこちらのインタフェースを見たところ、ちょうどこの突出が当たる場所にプラスチックの板状の柱があった。どうやらWebにあった失敗例と同じ過ちを犯してしまったようである。
先に内蔵HDDの型番を確かめて全く同じものを買うべきであった。しかし、今さら買いなおすのは面白くない。

・対策
そこで、dynabook本体側の邪魔な板状の部分を切り取ってみることにした。これはニッパーとヤスリがあればできるはずである。こういった道具は研究室に揃えていなかったので、別途購入する必要がある。時間のことを考えると、出費が少々高くついてもHDDを買いなおすほうが賢いようにも思うが、自分のPC分解スキルを向上させる機会と考えて、挑戦してみるつもりである。

●H研サーバの移設
前述の懇親会の際に、H先生から、サーバに割り当てるIPアドレス等を知らせてほしいということを承った。
仮想サーバのESXiへの移行により、前述の通りdaylightの名前とIPアドレスは浮いたので、これをサーバに使っていただくことができる旨をメールでH先生に連絡した。


懇親会からオフィスに戻ってあれこれやったので、一区切りついたのは日付が変わって午前4時頃であった。

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