2016年5月1日日曜日

2016/05/01(日) 計算機環境の整備、da3 授業準備

●授業改善報告書 作成、提出
2015年度後期の授業アンケート結果に目を通し、これに基づく授業改善報告書を学部分と大学院分の2本作成して、メール添付で学部事務室に提出した。

大学院の分についてはあまり書くことも無いが、学部の分について総合評価の数値を見ると、演習2(中身がPB演習)は2014年度後期から急落したことと、卒業研究が3期連続で低下していることが気になる。自由記述欄には目立って例年と違うような意見は書かれていなかった。

●計算機環境の整備
★研究室内のサーバの保守
仮想サーバ aurora, dawn, dusk, thunderhead, rainbow で sudo yum update および sudo reboot -n を実行した。ただし、thunderhead では更新は何もなかった。
ファイルサーバ moonlight の FreeNAS 9.10 に更新をかけた。

★Office 365 の検討(OneDrive編)Office 365 で OneDrive のフォルダに共有を設定し、他の Office 365 ユーザと共有できるところまではいった。しかし、この共有フォルダを PC と同期させることができるのかどうかは未だに確認できていない。
先日 CNC からテスト用として Office 365 のアカウントをもう一つ発行してもらったので、これを使って試すことにした。このテストアカウントでは OneDrive は使用できないという制限があるが、独自のフォルダを持てないだけで他のユーザから提供された共有フォルダなら持てるかもしれない。
試してみたところ、次の2通りの手順による共有がうまくいった。

手順A: フォルダに共有を設定
A-1) 自分のアカウントで適当なフォルダにテストアカウントとの共有を設定する。これによってテストアカウントにメール (Outlook) で招待が送られる。
A-2) テストアカウントでこの招待メッセージを開き、その中にあるリンクをたどる。

手順B: フォルダのリンクを渡して共有を依頼
B-1) 自分のアカウントで適当なフォルダのリンクのURLを取得する。
B-2) このURLをテストアカウントに渡す。単なるURLであるから渡す方法は何でも良いが、今回は同一PCでブラウザを複数開いて作業したので単純なコピペである。
B-3) テストアカウントでこのURLにアクセスすると、共有の依頼を送信することができる。
B-4) 自分のアカウントで依頼を承諾する。

いずれの手順でも、あっさり共有フォルダにアクセスすることができた。ただし、テストアカウント側の OneDrive が有効になるわけではないので、メニューに OneDrive は現れない。したがって、テストアカウントから共有フォルダを開くためには、A-2)の招待メールを捨てずに必要なときに開くなり、URLをブックマークに入れておくなりして、共有フォルダへのアクセス手段を別途確保しておかなくてはならない。

授業の受講者(30~60名)とフォルダを共有しようとすると、その設定方法が問題になるかもしれない。
手順Aで共有を設定するためには、フォルダの共有ダイアログに受講者のIDを一つずつ入力しなくてはならない。複数のIDをまとめてペーストすることはできないかと何パターンかの操作を試してみたが、いずれもうまく行かなかった。
手順Bで共有を設定するためには、受講者にメール等でURLを送ったあと、この全員から送られてくる共有依頼をいちいち承諾しなくてはならない。
もっとうまい操作方法がありそうなものであるが、上記A, Bは明らかに大勢との共有には不向きである。

ちなみに、個人用の Microsoft アカウントでも、手順Aと同様にしてフォルダに他の個人用アカウントとの共有を設定することができる(Office 365 アカウントとはできない)。しかし、手順BのようにしてリンクのURLを渡そうとすると、共有の依頼や承諾を経ることはなく、URLを知っている人なら誰でも(Microsoft のアカウントを持っていなくても)アクセスできる状態になってしまう。

★Office 365 の検討(OneDriveクライアント編)
この共有フォルダをPCと同期させるかどうか試すために、デスクトップPC halfmoon の Windows 10 に適当なアカウントを作り、OneDrive クライアントに仕事用アカウントを追加する操作を試してみたところ、「このアカウントでは OneDrive は有効ではない」というメッセージが表示された。テストアカウントの制限に引っかかったということであろう。共有フォルダだけは有効というわけにはいかないようである。

なお、このとき halfmoon に作ったアカウントはあとで抹消した。

★Office 365 の検討(OneNote編)
Office 365 の自分のアカウントとテストアカウントとの間で OneNote のページを共有できるかどうかを調べた。テストアカウントのメニューには OneNote も無いので、テストアカウント側ではページを作ることができない。しかし前述の手順Bと同様に、自分のアカウントでページを作り、このURLをテストアカウントに渡したところ、共有の依頼と承諾の操作を経て共有することができた。

授業の受講者(30~60名)と OneNote のページを共有するには、前述の OneDrive の手順Bと同じ理屈で、彼らにメール等でURLを渡し、この全員から送られてくる共有依頼を承諾しなくてはならない。もっとうまい操作方法があるのではないか。

★Office 365 の検討(Excelアンケート編)
基礎演習1および2のような授業で Google フォームや Google スプレッドシートを使うことがある。せっかく Office 365 を使うので、このフォームを Google から Office 365 に移すことができないかを検討した。その結果、問題が二つありそうであることが判った。

(問題1) そもそもアンケート機能は有効になっていない
Office 365 で OneDrive にアクセスし、上部メニューの[新規]を選択すると、サブメニューに[Excelアンケート]が表示される。これを選択すると、使用できない旨のメッセージが表示されるだけである。Office 365 自体にはアンケート機能があるが、当大学では何らかの管理上の理由からこの機能は有効になっていないようである。

(問題2) 仮に有効になっても、アンケートを共有するのが面倒?
Google フォームが Google スプレッドシートと結び付けられているのと同じように、Excel アンケートは Excel Online と結び付けられている。もし Office 365 の他のユーザがアンケートにアクセスするために Excel Online と同じ共有の仕組みを使うのであれば、結局前述の手順Bと同じ問題が起こるかもしれない。

なお、個人用の Microsoft アカウントでアンケート機能を試したところ、アンケートのURLを取得して他のユーザに渡しさえすれば、そのユーザは(Microsoft のアカウントを持っていなくても)アンケートに回答できることを確認した。

★アカウント画像の更新と整理
今年度に入ってから、自分の管理すべきユーザアカウントが増えた。Webブラウザで関連サービスを開いているときに混乱することがときどきあるので、アカウント画像で見分けられるようにすることにした。もともと持っていたアカウント画像の色違いを増やし、適当に考えた方針に従って Microsoft アカウント、Office 365 アカウント、Google アカウントのアカウント画像を設定ないし変更した。

●演習1 授業準備
ファイルサーバ moonlight に受講者のアカウントとディレクトリを作成した。各受講者のパスワードは次回の授業の際に設定させる必要がある。

●da3 授業準備
第5回の小テストおよびスライド資料を改訂した。自作のダウンロードサイトと OneDrive との双方に置いて、Yo先生にその旨をメールで連絡した。

●学生への修学指導
4/18(月)の導入1の時間に行った新入生との面談について、概略を整理し、K'sLifeに所見として入力した。

●IT講習会の準備
続き。Is先生にメールで講義題目と概要の送付を依頼した。

●ltp 授業処理
4/28(木)の補足スライド資料から、表紙と第4回のTo-Do項目を除いた、メールの書き方と文例のスライドのみをPDF化し、第3回の補足資料として授業用Webページに掲載した。

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