2014年3月20日木曜日

2014/03/19(水) 計算機環境の整備

●計算機環境の整備
・VersaPro J UltraLite タイプVSへの軽量Linuxディストリビューションの導入
私物のVersaPro J VS-8 (VJ18V/SA-8)は、私物ではあるがつい先日も研究発表で使ったばかりである。このVersaProは未だにWindows XPマシンとして使っている。XPサポート終了が迫っているので、軽量OSを導入することをずっと検討していた。すでに、研究室に2台ある10年前のdynabook CX1/212CMEWにはLubuntu 12.04を導入しており、多少の不満はあるものの軽快に動いているので、VersaProにも同じLubuntu 12.04を導入することにした。
VersaProに光学ドライブをつなぎ、Lubuntu 12.04のCD-Rから起動して、Windows XPとは別のパーティションに導入した。この過程で、どういうわけかディスプレイの上半分にのみデスクトップが表示される現象が起きたが、導入が終われば正常になるかもしれないと思って最後まで導入をやってみた。これは失敗で、導入後にVersaProでLubuntuを起動したところ次のような問題が生じた。

1) Lubuntuを起動すると、起動途中で画面が真っ黒になって止まる。このとき、[Ctrl]-[Alt]-[F1]を押すとtty1のログインプロンプトが表示される。[F1]の代わりに[F2]を押すとtty2に切り替わる。
2) [Ctrl]-[Alt]-[F5]に続けて[Ctrl]-[Alt]-[F7]を押すとGUIのログインプロンプトが現れる。試した限りでは、tty1などから[F7]だけを押してもGUI画面には切り替わらず、先に[F5]、続けて[F7]という操作を行う必要がある。
3) GUI画面に切り替えると、液晶画面の下半分は真っ黒で、上半分にのみデスクトップが表示される。この上半分に本来のデスクトップの上半面と下半面が重なっているらしく、ポインタを上下に動かすとポインタの周囲だけが再描画され、そのポインタの座標があるほうの半面が見える。
4) いったんログインし、ログアウトすると、この上半分だけに表示される状態が解消され、液晶画面全体にデスクトップが表示されるようになる。

Lubuntuを起動するたびにこのような症状と付き合わされるのは苦痛であるので、なんとかならないかとあれこれ調べてみたが、xorg.confを生成・変更してみても改善しなかった。上記のように操作すれば最終的には正常なデスクトップを見ることができる以上、デバイスドライバが対応していないはずはないし、昨日のPuppy Linuxでは解像度が違っていただけでこのような問題は起きなかったのであるから、結局これはLubuntu 12.04とVersaPro J VS-8の相性が悪かったと思ってあきらめ、別のLinuxディストリビューションを試すことにした。

LinuxBeanのISOイメージをダウンロードし、これを空いていたUSBメモリにunetbootinで書き込んだ。VersaProをこのUSBメモリから起動し、LinuxBeanが問題なく動作することを確認した上で、インストーラを実行してLubuntuを上書きした。間違ってWindows XPのパーティションに上書きしないかと心配であったが、インストーラがちゃんとLubuntuを検出して上書きするかどうかを訊いてきてくれたので安心した。
導入後にVersaProでLinuxBeanを起動したところ、最初の起動時には[Ctrl]-[Alt]-[F7]を押さなければGUI画面が表示されなかったが、それ以降の起動時にはただ起動するだけでGUI画面が表示されるようになった。Lubuntuで苦しんだのがウソのようにあっさりしたものである。しかし、Lubuntuで苦しまなかったら[Ctrl]-[Alt]-[Fx]などというキー操作は一生知らなかったであろう。そういう収穫もあったので良しと考えることにする。
LinuxBeanで有線LANもつながった。しかし、無線LANを使おうとするとネットワークマネージャがハングアップするらしく、LinuxBeanのシャットダウン時には途中で止まってしまった。

・Vostro 200スリムタワーへのWindows 8.1 Enterpriseの導入
ゼミナール室のPCのうち浮いていたVostro 200スリムタワーにWindows 8.1 Enterpriseを導入した。この目的は二つある。一つは、昨日思いついたことであるが、4階演習室に置いて自分の授業用PCとして使うことである。今までは授業のたびにノートPCを持ち込んでセットアップしていたが、その手間を軽くすることができる。もう一つは、演習室内の学生用PCのWindows 8 Enterpriseを8.1 Enterpriseで上書きするときのためのテストである。このVostroは1月まで学生が8で使っていたので、8.1のインストーラが8を上書きする際にどのようにふるまうかをテストするのに好都合である。

Vostroの光学ドライブにWindows 8.1 EnterpriseのDVDを入れてインストーラを実行し、8の設定を保存したまま8.1に更新する選択肢があることを確認した。導入完了後にはWindows Updateを繰り返し実行した。また、Firefox, TrueCrypt, Audacity, CamStudio, 7-Zipなど各種のフリーソフトや、Microsoft Office 2013 Standardを導入した。ムービーメーカーもMicrosoftのWebサイトからダウンロードして導入した。さらに、これまた浮いているWebカメラのQcam ConnectをこのPCに接続することを試みた。これがうまくいけば授業中に自画像撮影のやり方を説明するときに役立つと考えてのことであったが、Qcam ConnectのソフトウェアがWindows 8に対応していないらしいために、これは失敗した。

演習で使えるようにするための作業としては未完了である。PowerDirectorの導入、ムービーメーカーの設定、ファイルサーバのマウントなどをしなくてはならない。また、平成26年度の環境はワイドディスプレイの導入やPowerDirectorのバージョンアップなどにより平成25年度から変わるので、これに合わせて設定や指導内容を調整する必要がある。残りの作業量は小さくない。

●レポートの書き方に関する注意事項
続き。1日以上寝かせた指導文書のハードコピーを作り、赤ペンを手に検討した上で、Wordファイルに改訂を加えた。
I先生からはメールで「ltに限らず他の科目でも活用すると良い」というコメントをいただいたので、そうしていただけるよう学部の会議に出す旨を返信した。同時に学部事務室にも報告資料としてメール添付で提出した。

●電子錠登録・登録抹消
昨夜、T先生からメールで新B4の電子錠登録申請を受け取っていたので、これを登録用データを作り登録処理を行った。

また、T先生からメールで新しいCAD室の電子錠登録・登録抹消について問い合わせを受けたので、返信にて回答するとともに、処理内容の申請書を作ってみせてメール添付で送付した。折り返し、その申請書の通りで良いことや、登録と削除の時期について連絡があった。これに基づき、新B4のものと一緒に新CAD室への登録処理も行い、登録完了の旨をT先生に報告した。

●その他
Ya先生からメールで、教員が学生を企業に推薦するときの推薦状のテンプレートについて問い合わせを受けたので、教職員専用Webページの該当箇所のURLを返信で知らせた。

T先生に新オリへの参加について返信した。

M先生から平成25年度事業実施報告書の情報教育講習会に関する部分を埋めるよう依頼があったので、アンケート結果データや情報科学会誌の記事を見ながら文案を作った。平成26年度の計画については詳しくないので、S先生にメール添付で文案を送り、目を通すことを依頼した。

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