2015年6月8日月曜日

2015/06/07(日) 計算機環境の整備

朝から昼過ぎまで15時頃までオフモード。


●da3 授業処理
4/15(水)第1回の小テスト答案に目を通し、採点に修正を加え、得点を集計して評価用Excelファイルに入力した。まだ第2回から第5回までの小テストが未処理のまま残っている。

●lt, da1, da3 授業処理
各科目の小テスト用紙や演習用紙の印刷をするため、まずハードコピーを1部ずつ作った。明日印刷する。

da3の演習用紙の正解に入っている注釈が2014年度版のままであったので更新した。

●計算機環境の整備
★ファイルサーバ moonlight のメモリ増設
HP ProLiant MicroServer N54LにFreeNAS 9.3を導入して研究室内のファイルサーバ moonlight として運用している。かねてよりこのファイルサーバのパフォーマンスに不満があった。また、最近では複数のホストからNFSおよびCIFSでマウントしているディレクトリにファイルを書き込んだ際に何らかの遅延が発生しているらしかった。遅延を解消する設定を探してもみたが、FreeNASのGUIから通常の方法で設定できそうなオプションは今までのところ見つかっていない。
これらの問題を解決してファイルサーバの性能向上を図る方策の一つとして、MicroServerにメモリを増設することを検討した。これまではECCなしのメモリ8 GBを搭載して運用していた。RAIDZ2とは言え4 TB程度を運用するのに大量のメモリを要するとも思えないが、8 GBというのはFreeNASの推奨メモリ容量の最小値であるし、ECCなしというのも気になっていた。これを改善するためECC付きの16 GBのメモリを購入済みであったが、まだ導入していなかったので、本日これの導入を行った。
これで問題が解決するという見通しがあるわけではなく、どちらかと言えば藁にもすがる思いというところである。ただし、この藁の購入当時の価格は22,000円ほどであった。今Amazonの商品ページを見ると2万円を切っているので、余計に「高くついた」という思いがする。さておき買ってしまったものは有効に活用したい。

(1) 停止
まず、ファイルサーバにアクセスすることのある仮想サーバを全てサスペンドした。次に、FreeNASのGUIから設定をダウンロードして保存した。その上でFreeNASをシャットダウンし、MicroServerからケーブルを全て抜いた。

(2) メモリの交換
MicroServer前面のフタを開くと中にはホコリがたまっていたので、小型の掃除機でホコリを吸ったり、唾を飛ばさないように気を付けながらそっと息を吹きかけたりしながら、ネジやらケーブルやらを一つ一つ外してマザーボードを取り出した。メモリを交換して、元の通りにマザーボードを戻して、前面のフタを閉めた。MicroServerのマザーボードを取り出す手順は厄介でいつも緊張する。これが最後であってほしい。

(3) 起動
ケーブルを接続して電源を入れた。ファームウェアが16 GBを認識した旨を表示したのち、しばらくするとFreeNASが正常に起動した。

(4) 動作の確認
最初はFreeNASがHDDを全く認識していなかったので壊したかと焦ったが、もう一度停止して前面のフタを開いて中をよく見ると、ケーブルの一つが完全に挿しこまれていなかった。これを挿しこみなおした上でもう一度電源を入れたところ、FreeNASは問題なくHDDを認識して、メモリ容量が増えた以外は元通りになった。

(5) 再マウント
仮想サーバ aurora および dusk (いずれもCentOS 7)の稼働を再開した。そのままではNFSマウントが元通りになるわけではないようで、シェルから ls するとハンドルがどうとか表示されたので、 sudo reboot -n で再起動した。これで元通りにマウントされたことを確認した。
サスペンドしていた他の仮想サーバのレジュームし、正常にファイルサーバにアクセスできることを確認した。

(6) 増設の結果
ファイルサーバに ssh でログインして top を実行すると14 GBが未使用と表示されるので、やはり元の8 GBのままでも良かったのではないかという気はする。しかし、問題は実際にファイルにアクセスしているときの瞬間最大風速的なメモリ使用量であろう。しばらく様子を見ることにする。

★サーバの保守
仮想サーバ aurora, dusk, thunderhead, rainbow で sudo yum update を実行して再起動をかけた。

★PCの保守
H27年度貸与ノートPC保守機でFirefoxの更新およびWindows Updateを実行した。またコマンドプロンプトで sfc /scannow を実行した。

★その他
先月までMicroServerに挿していた安物のUSBメモリは、FreeNASが入ったままでWindowsマシンではパーティションがうまく認識されない状態になっていた。このUSBメモリをH27年度貸与ノートPC保守機に挿して、管理ツールの「ディスクの管理」でいじってパーティションを切り直し、FATでフォーマットした。

●卒研システムの保守
仮想サーバ daybreak (Windows Server)に導入されている卒研システムのバッチファイルは、生成したファイルをバックアップするために robocopy でファイルサーバにコピーするようになっている。この robocopy のオプションとして、ファイルのタイムスタンプの微妙なズレのせいで同じファイルを何度もコピーしなおすのを防ぐために、今までは /xn /xo を指定していた。しかし、これでは更新されたファイルもしなおされないという問題があった。例えば、毎月のログファイルは1日のぶんしかファイルサーバにはバックアップされていなかった。これを解決するため、オプションのうち /xn を /fft に変更した。バッチファイルを実行して動作を確認した。

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