午後からオフィスに。
●進路指導Webサイトの更新
12月初旬の学内合同企業説明会の資料がメールで流れてきたのでWebサイトに掲載した。
●教職課程認定申請の書類
続き。新たに教務課からメールで連絡があった。それによると、新カリキュラムにおける「情報機器の操作」に関する科目としてltを設置する旨を申請する必要があり、教務課でシラバスを所定の書式に合わせて用意したので点検してほしいとのことであった。このシラバスを見るとltpに関する記載があったが、新カリキュラムにおいてltpは存在しない科目であるから、これについて関係の先生方にメールで相談した。
●卒業研究の指導
★連絡
卒研生が12月初旬の学内合同説明会に参加するために卒研ゼミを欠席する場合、あらかじめその旨を連絡するようMLを通じて通達した。
★システム実装の指導
Yaくんからシステムの実装について相談があったので対応した。PHPスクリプト内で組み立てられるSQL文をechoで点検するように指導した。また、同様の指導はこれまでにも何度も繰り返しているので、そろそろ自力でできなくてはならないことについて注意を与えた。
★Lubuntu 12.04のインストール手順の検討
InくんにLubuntu 12.04のインストール手順を確認する余裕があるかどうかについて尋ねたが、彼の回答はどうも要領を得なかった。以前にKoくんがLubuntuをインストールしたときには、インストーラがクラッシュしたりハングアップしたりと問題が起きた。インストールが一応完了したあとも不調が続いたということもあった。これまでに自分でインストール作業を行ったときには何ら問題はなかったので、Koくんの行ったインストール手順がたまたま何かの問題を踏んでしまったのかもしれない。この問題を避けて通ることのできる導入手順を確保しておくことはInくんの取り組みにおいて重要であろう。しかし、Inくんは今から新しい作業項目に手を出したくないのかもしれない。
夜に、空いている古いPCを使って、自分でLubuntuのインストール作業を繰り返しやってみた。
(使用したハードウェア)
・ノーブランドのPC
- CPU: Celeron D, 2.80 GHz, PAEフラグあり
- 主記憶容量: 1.0 GB (PC2100)
- ハードディスク容量: 160 GB
・外付けDVDドライブ: Lenovo製, USB接続
・日本語フルキーボード: PS2ポート接続
・有線マウス: USB接続
・液晶ディスプレイ: RGB接続
(1回目) 成功
DVDからインストーラを起動し、言語として日本語を選択したのち、「インストールせずLubuntuを試す」を実行した。しばらく待つとLubuntuが起動した。ChromiumをいじったりTerminalで cat /proc/cpuinfo | fgrep -i 'pae' をやってみたりしたのち、デスクトップにあるアイコンをダブルクリックしてインストールを開始した。ハードディスク内のパーティションは全て削除した上で新たに40 GBのパーティションを切り、アップデートは一切選択せず、必要な情報を入力してしばらく待ったところ、インストールは問題なく完了した。
(2回目) 成功
DVDからインストーラを起動し、言語として日本語を選択したのち、「インストール」を実行した。パーティションは指定せず「併存」を選択し、またインストール処理中にアップデートを入れるように選択して、必要な情報を入力してしばらく待ったところ、インストールは問題なく完了した。
(3回目) 失敗
DVDからインストーラを起動し、言語として日本語を選択したのち、「インストール」を実行した。最初のほうで表示される「インストーラをアップデート」をクリックしてみたが何も起こらなかった。2回目のインストールで作られたパーティションを削除し、新たに第2の40 GBのパーティションを切り、またインストール処理中にアップデートを入れるように選択して、必要な情報を入力してしばらく待ったところ、処理中にインストーラがクラッシュした。
(4回目) 失敗
DVDからインストーラを起動し、言語として日本語を選択したのち、「インストール」を実行した。3回目と同じパーティションを指定し、またアップデートは一切選択せず、必要な情報を入力してしばらく待った。この場合、インストーラは指定されたパーティションをフォーマットできないらしく、そこにあるディレクトリの削除を行ってからインストール処理にとりかかったようである。しばらく待ったが、処理中にインストーラがハングアップした。
(5回目) 失敗
DVDからインストーラを起動し、言語として日本語を選択したのち、「インストールせずLubuntuを試す」を実行した。しばらく待ったがLubuntuは起動せず、英語で「メディアが見つからない」という旨のメッセージが表示されて止まった。
(6回目) 成功
念のため、再起動ではなくいったん電源を切り、DVDをドライブから取り出してその読み取り面を目視で確認した。特に問題はないようであった。DVDをドライブに入れ直した。
DVDからインストーラを起動し、言語として日本語を選択したのち、「インストールせずLubuntuを試す」を実行した。しばらく待つとLubuntuが起動した。ディスクユーティリティで第2の40 GBのパーティションを削除したうえで、デスクトップにあるアイコンをダブルクリックしてインストールを開始した。第2の40 GBのパーティションを切り直し、アップデートは一切選択せず、必要な情報を入力してしばらく待ったところ、インストールは問題なく完了した。
以上6回の試行のみから判断すると、いったんLubuntuをライブモードで起動した上でインストーラを実行するほうが成功する確率が高いようである。また、インストーラのアップデートやインストール処理中のアップデートを選択することの影響は定かではないが、インストールに時間がかかるようなオプションは一切選択しないほうが無難であろう。
少なくとも、数時間でこの程度の作業はできることは判った。インストール手順に登場する、結果に影響を及ぼす変数らしいものも判った。これにもとづいて計画を立ててInくんにやらせれば、数日で全パターンを3回ずつくらいは試せるのではないか。
★物理アドレス拡張 (physical address extension, PAE)に関する調査
これもInくんとKoくんの卒業研究に関連して、PAEについてあらためてWebを検索して調べた。それによると、x86系のプロセッサはPAEについて次の3種類に分けられる。
(1) PAEをサポートしていない。Pentium Proより前のもの。
(2) PAEをサポートしており、PAEフラグが立っている。
(3) PAEをサポートしているが、PAEフラグが立っていない。
このうち(2)はLinuxの要PAEカーネルを問題なく使用することができる。一方、(1)は全く使用することができない。(3)はインストール時にひっかかることがあるが、ディストリビューションやバージョンによっては専用のツールやインストール時のオプションなどを使って問題を回避することもできる。
具体的にどのプロセッサが(3)に該当するかという一覧表のようなものは存在しない。個別のプロセッサによってはIntelのWebサイトなどに情報が載っていることがある。また、Linuxを動かしてシェルから次のコマンドを実行するとPAEフラグは確認できる。
cat /proc/cpuinfo | fgrep -i 'pae'まだ整理がついていない。
日本語の情報は十分ではなく、そうかといって英語の情報ならふんだんというわけでもないようである。これを卒研生に調べさせるのは荷が重いであろう。私が深入りするのも違うように思うが、ある程度までは私が整理しておく必要がありそうである。
●物品購入
次のものをAmazonで注文した。
・iiyama 21.5型ワイド液晶ディスプレイ×2台
・iBUFFALO バスパワー4ポートのUSBハブ×1個
・フジパーツ ステレオミニ端子 2分配ケーブル×2個
・ELECOM USB接続キーボード メンブレン式×1個
・Logicool ステレオスピーカ×2個
・Logicool USBヘッドセット×2個
●C3PO 指導
Naさんが実験計画を持って相談に来たので、その場で点検し、あれこれコメントした。
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