2014年9月13日土曜日

2014/09/13(土) 計算機環境の整備

●学生への修学指導
昨日9/12(金)にメールで連絡した2名のうち、あとの1名からも返信があり、面談の日程が決まった。

昨日および一昨日9/11(木)に行った2名との面談のごく簡単な概略を、K'sLifeに所見として入力した。

●PB演習 授業準備
参加予定者のリストを作り、I先生にメールで連絡した。

●計算機環境の整備
★MicroServerによるファイルサーバ構築
続き

【予定】
1) FreeNASを起動してHDDにアクセスできることを確認する。 → 6/3(火)完了
2) FreeNASに現moonlightからアカウント情報を写して正常に運用できるか調べる。 ← いまココ
3) FreeNASを最新版にアップデートする。
4) ファイルサーバとして設定する。現moonlightのアカウント情報を写す。
5) ディスクの設定を行う。RAIDにする。
6) ファイルサーバを現moonlightからこちらに変更する。現moonlightの中身を写す。

twilight (ProLiant MicroServer + FreeNAS 9.2.1.5) のSambaの設定 /etc/local/smb4.conf を調べたところ、パスワードデータベースの形式が、現moonlightのSambaで使っている旧型式とは違っていることが判明した。これまでデフォルトから変更してわざわざ旧型式を使っていたので、当然といえば当然である。とにかくこれでは現moonlightからアカウント情報をそのまま写すことはできないので、これはあきらめることにした。

・共有フォルダのコピーの所要時間見積もり
試みに、現moonlightからtwilightへあるディレクトリの中身をまるごとコピーしてみたところ、8.3 GBのコピーが14分間ほどで完了した。現moonlightにある共有フォルダの総計は55.6 GBほどであるので、2時間以内にコピーが完了する計算である。これなら今日中に移行を終えることができそうである。
そこで、FreeNASの最新版の導入・設定・共有フォルダの移行を今日まとめてやってしまうことにした。現moonlightの共有フォルダの空き容量は20 GBを切っていたので、そういう意味でもそろそろやるべきであろう。

・現moonlightをtwilightに変更する作業
まず、現twilight (MicroServer) をシャットダウンした。
次に、仮想サーバdaybreakおよびdaybreak2を一時停止させた。これは、この2台の中でWindowsタスクによって動作するバッチ処理が、現moonlightのフォルダを参照するからである。
その上で、現moonlightの/etc/sysconfigの下のファイルを編集して、ホスト名およびIPアドレスを変更し、再起動をかけた。これで現moonlightは新twilightになった。

・MicroServerにFreeNASの最新版を導入して新moonlightにする作業
FreeNASの公式サイトから64ビット最新版のISOファイルをダウンロードした。最新版は8月にリリースされた9.2.1.7であった。
ProLiant MicroServerのリモートアクセスカードの機能によってこのISOファイルを仮想ドライブとして取り付け、MicroServer内に挿しているUSBメモリにインストールした。LAN越しにISOファイルを読ませるのでちょっと時間はかかるが、特に問題なく終わった。

仮想ドライブを外してMicroServerを再起動したところ、USBメモリのFreeNASから起動したが、コンソールに「waiting up to 5 seconds for ixdiagnose to finish... done.」というメッセージを表示したところで止まってしまった。ハングアップしているように見えたので、あれこれキーインしてみたりFreeNASを再インストールしてみたりしたが、やはり同じところで止まってしまった。調べたところ、これはハングアップしているのではなく単に無言で時間のかかる処理をやっているということであった。ドキドキしながら10分間ほど待ったところ、確かに起動処理の続きに入ったのでよかった。

しばらく待つとコンソールにメニューが表示された。メニューの下に記載されたURLにWebブラウザからアクセスしてみたところ、ちゃんとGUIの設定ページに入ることができた。
この設定ページでホスト名、表示言語、タイムゾーンなどを変更した。また、コンソールからIPアドレスを変更した。CIFSの設定も確認し、DOS側の文字コードはCP932にした。

4基搭載しているハードディスクでRAID Z2のボリュームを構成した。9.2.1.5のときにもRAID Z2を使っていたが、その設定はFreeNASをクリーンインストールした時点で消えてしまったようで、ディレクトリやコピーしたファイルも全て見えなくなってしまっていた。新たにボリュームを作るにあたり、ボリューム名をどうするかさんざん悩んでraidz2にしたところエラーではねられた。この名前は使えないとのことであるので、仕方なくzfs0にした。

各種のユーザアカウントを作った。自分以外のアカウントは全てホームディレクトリなし、シェルは nologin にした。これでリモートログインはできなくなるはずである。Web上のドキュメントによると「ユーザをロック」にチェックすればよさそうであるが、この設定がCIFSに影響するのかしないのかを確認してみるのが面倒であるので、今回はこれで片付けておくことにする。

SSHをオンにした上で、自分のデスクトップPCからTera Termでログインして sudo した。ボリュームzfs0の中に、共有フォルダとして使うディレクトリ四つを mkdir し、 chown と chmod でアクセス権限を設定した。

Webブラウザの設定ページで、これらのディレクトリをCIFSで共有するための設定を行った。このとき、ダイアログの下のほうにある [高度な設定] ボタンを押して、補助パラメータとして valid users や write list などを記述した。最初のディレクトリを設定した時点でCIFSのサービスもオンになった。

これで一通りの設定が終わり、3.5 TBのファイルサーバを準備することができた。

・新twilight(旧moonlight)から新moonlightへファイルをコピーする作業
サーバ2台×共有フォルダ4個をデスクトップPCにマウントして、PCでコピーを行うだけである。分量の多いフォルダのコピー中には食事に行ったりした。

途中、新twilight(旧moonlight)内の共有フォルダは読み出し専用にしておいたほうがよいことに気付いて、 /etc/smb.conf を編集し /etc/init.d/smb restart をかけたが、うかつなことにこのときもコピー処理中であった。幸い、Windowsが再試行するかどうかを訊いてくれたので、落ち着いて [再試行] ボタンを押して事なきを得た。

念のため、あとでコピー先とコピー元の各共有フォルダ内にあるファイル数やバイト数を比較して、同じであることを確認した。もっとも、見かけ上は同じでもデータが化けているかもしれない。restartをかけたときにコピー中であったのはHP compaq dc7700SFFのISOファイルであったようで、今後使う見込みはまずないので、万一データが化けていても実際には問題ないと考える。

コピー完了後、一時停止していたdaybreakとdaybreak2を再開した。また、それぞれにログオンして時計が合っていることを確認した。
しかし、これらの仮想マシンからmoonlightへのアクセスは確認できなかった。これらの仮想マシンではドライブとしてmoonlightの共有フォルダをマウントしっぱなしにしており、これらのドライブを読めないとおかしいのであるが、エラーになった。後述の不調のせいかもしれない。
このまま放っておいてバッチ処理がエラーになるとよくないので、daybreakとdaybreak2は再度一時停止した。

(MicroServer×2の構成の現状)
 ・1台目(新moonlight)
  - RACあり。メモリ8 GB。HDD 2 TB×4。USBメモリからFreeNASを起動。
 ・2台目(現sunlight)  - RACなし。メモリ12 GB。HDD 250 GB×1+500 GB×1。USBメモリからESXiを起動。

残作業
・機器の設置状況の変更やアカウントの作成などを管理用ファイルに反映させる。
・daybreak, daybreak2から新moonlightへアクセスできることを確認する。
・4階演習室内の各PCから新moonlightへアクセスできることを確認する。
・学生のアカウントのパスワードを各自に設定させる。
・新moonlightの共有フォルダが問題ないことを確認したのち、新twilightを停止する。

★ネットワークの不調?
VMware vSphere ClientからsunlightのESXiに接続すると、なかなかインベントリが表示されずにエラーになったり、表示中にときどき切断されたりするという障害が起きた。Tera Termで使っているときにもキー入力に反応がないことがあった。夜にはデスクトップPCからもdaybreak, daybreak2から新moonlightへのpingすら通らないという障害も起きた。
何かの負荷の問題なのか、(あまり考えたくはないが)sunlightのハードウェアがヨレてきているのか、もともと一部故障していたハブの寿命がいよいよ近いのかは不明である。sunlightの本体であるMicroServerはほんの5か月前に購入したばかりで、これが早くも故障ということになるとダメージが大きい。しばらく様子を見るかと思っているが、早急に新しいハブに替えてみるべきか。

★PCの保守
デスクトップPCおよびIdeaPad s10-3tのFirefoxを32.0.1に更新した。また、IdeaPadのThunderbirdを31.1.1に更新した。明日の修学懇談会に備えて、IdeaPadでY先生のメッセージをPDF化したり、Evernoteに同期をかけておいたりした。

●導入2 授業準備
9/15(月)の第1回に備えてスライド資料を準備しなくてはならない。前期の導入1や昨年度の基礎2のスライドにざっと目を通し、導入1の資料を改訂する形で準備すればよさそうであることを確認した。OpenOffice.orgからPowerPointへの移行も検討したが、今年度のうちはやめておくことにする。未完了

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