2015年10月11日日曜日

2015/10/09(金) 卒研ゼミ、学習環境に関するアンケート 準備

●システム運用室会議
10:40からの会議に出席した。
貸与PCのパフォーマンスチューニングについてS社から話があった。この件の担当者が私のところに話を聴きにくるために日程を調整することになった。これについては午後にメールで日程調整した。

学部Webサーバの時計が遅れていることを指摘した。このサーバの管理担当者はC先生であるようであった。時計を合わせる方法としてその場でntpdとVMware Toolsの二つが検討され、結論としてVMware Toolsを採用することになったので、C先生ではなくS社が作業を行うことになった。これについてはあとでトラブルが起きた(後述)。

●教職課程認定申請の書類
続き。教務課から回答があり、複数教員で担当している科目については全員にシラバス作成依頼は送られており、またシラバスは1部あればよいとのことであった。新pk2以外の2科目については他の先生による作成を期待すればよさそうである。

●卒研ゼミ
3限目に進捗報告会を実施した。出席6名、欠席2名(Isくん、Yoくん)。
KaくんとMuさんの報告を聴いてコメントした。Muさんはずっと自分のPCのXAMPPでシステムを動かしながら開発していたが、評価実験を行うときのことも考えて研究室内のサーバ dusk でも動かせるようにしておくことを指示した。ただし、そのためには私がduskにMuさんのアカウントを作っておかなくてはならない。

●卒業研究の指導
Koくんの状況を軽く点検した。
KaくんのTo-Doを書いた模造紙を壁に画びょうで留めた。

●学習環境に関するアンケート 準備
数年前までは夏休みに実施されていたアンケートであるが、私が担当するようになってから9月になっていた。それが今年は9月にも間に合わせられなかった。本日ようやく準備に着手した。

まず、学生便覧から科目配当表をコピーし、これに鉛筆でチェックを入れながら、科目一覧表(Excelファイル)を更新した。この結果にもとづいてアンケートの設問の選択肢にする科目のデータを作った。ほとんど昨年度と同じで済むことが判ったが、修正すべき点もあった。また、PB演習の科目名を知らない学生のために、科目名ではない「PB演習」を敢えて科目データに混ぜた。

次に、アンケートのフォームデータを作った。大部分は昨年度のものを流用したが、科目データにもとづいて設問の選択肢の部分を更新したほか、今年度に合うよう文言を書き換えたり、卒業時アンケートに合わせたほうがいいところを合わせたりした。

さらに、アンケートシステムに変更を加えた。PHPスクリプトに多少の改善を加え、特に選択肢の表示形式は妙なところで改行しないように改善した。また、スタイルシートは最近のWebページ改訂で使ったものを流用して、昨年度までのどんよりした感じの色づかいからもう少しスッキリしたものに変更した。

最後にアンケートシステムの動作を確認して、多少の調整を加えた。
これで準備はほとんど完了した。

●計算機環境の整備
★学部のWebサーバ
前述の通り学部のWebサーバにVMware Toolsが導入されて時計が合うようになったが、その作業の過程で不具合があったらしく、PHPスクリプトの中の関数 session_save_path() が動かなくなった。そのせいで、自分がWebサーバに置いている各種システムのうちセッション機能を使うものが軒並み動かなくなった。この関数のところで実行が止まってしまうことを突き止めた上で、その旨をMLを通じてS社に連絡した。

現象をよく調べるためにテストプログラムを書いたりしているうちに、以前にも同様の現象にぶつかったことがあることを思い出した。そのときには、NFSでリモートマウントしているディスク上である場合にセッション情報を保存しようとするとこの現象が起こるらしい、というところまで調べていた。

結局、今回の学部Webサーバの場合は、しばらくして復旧した。S社からの連絡によると何かのサービスが正常に動作していなかったことが原因であったとのことである。詳しいことは次に会ったときに聴いてみたい

★研究室内のファイルサーバ moonlight (FreeNAS 9.3)の保守
WebブラウザでGUI画面にログインしてアップデートをかけた。

★研究室内の仮想サーバ aurora (CentOS 7)の保守
仮想サーバ aurora で sudo yum update を実行した。

また、前述の session_save_path() の挙動に関連してNFSクライアントとしてのパフォーマンス改善を試みた。これは結局うまくいかなかったが、とにかくここに記録しておく。まず man nfs に次の記載があることに気付いた。

1) オプションで rsize と wsize をいずれも8192にすると転送速度が向上する(かもしれない)。
2) デフォルトはTCPではなくUDPである。TCPを使うにはそれを指定する必要がある。

次にファイルサーバ moonlight (FreeNAS 9.3)のNFSの設定を調べるうちに次のことに気付いた。

3) [サービス]-[NFS] で設定を見ると「Serve UDP NFS clients」という項目にチェックが入っていない。

このうち 1) はもしかすると session_save_path() の挙動の改善に役立つかもしれないと考えた。
一方 2), 3) については、クライアントがUDPを使っているのにサーバはそれに対応しない設定になっているのであればマウントが成功するはずはない。もしかするとクライアントとサーバの間でネゴしており、そのせいで時間がかかることがあるのかもしれないと考えた。
そこで、試みに次のようにしてみた。

a) aurora の /etc/fstab においてNFSのリモートマウントに関するエントリのオプションを default から tcp,rsize=8192,wsize=8192 に変更した。
b) moonlight において「Serve UDP NFS clients」にチェックを入れた。

念のため aurora を再起動した上で session_save_path() の挙動を試してみたが、設定変更前と何ら変わらなかった。

なお、 aurora の中のいろいろなログを調べたがこれに関連すると思しいエラーは見当たらなかった。保存先のディレクトリのパーミッションにも問題はなかった。スティッキービットを疑って chown してみたが改善しなかった。PHPのセーフモードでは session_save_path() は使えないという情報も見つけたが、PHP 5.4以降ではセーフモードは削除されているということであるから無関係である。海外のWebサイトに同様の現象についての記述を見つけたが、そこには解決方法は見当たらなかった。

●進路指導Webサイトの更新
A先生からメールで受け取った資料を掲載した。

現3年次生(B3)・大学院1年次生(M1)向けにWebサイトのパスワードを設定した。これについての告知文を書いてメールで送信する準備まではしたが、夜遅くに送信すると学生から嫌がられることがあるので、明日送信することにした。

●その他
研究室OBのOsくんが来室したので恐らく20分間ほど話をした。

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